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Pagoda of Reproduction Songtext
von Arise in Stability

Pagoda of Reproduction Songtext

針は時計を刺し道標を標す
奥の洞の錆び付いた欠片が常軌を狂わす
曼殊沙華の発生は何処か
染井吉野の首晒しは娯楽の底辺か

蔑みが踊る河の畔は提灯に篝火
夢現嘆く考察は雨露通りの朽ちかけた軒下で

狂乱を思わす静寂に紛らせる忍ばせるは多幸を思わすか
微々たる興味と卑下たるは殷賑に俯くか
無意識の内に吐息の内に
跳ねた苦痛
枢の祖

光るは下種の地の魑魅魍魎達がチカチカと照らす火炎の柄
翳し走り回り転げ笑いふと返り
笑い
再び戻り果てた後でふと還る気付く
蓄積
探された暗い膿が皮層の疎い産みに満ちて
不意に満ちた雨の匂いは上を向かせた


次に落ちた垂れは此の表の面に散らばり
傀儡の様な可笑しさは円に笑みを
蔑みで満ち満ちて辱める思考
何処からとも無く異形輪音
いや怨
銀幕を捲ると

特異の中でも特に稀有な事例であった
もう此れは間違い無く正解の稀を見た記憶の続き
もう続々と沸き出百足が脛辺りまで達した時に気付いた
もう遅かった回答
開放
其の先で又見えた同じ様な醜悪な汚塊に抱き付く事しか出来ずに

汚水を舐めながら生き永らえる至極の煤で満ちたドロドロの空間
壁面続く
其処で蠢いて手に入れた宝は大事に仕舞い
腹奥の底まで
ずっと

抱え続けてきた其れが重くなって
手を離した時にぶちまけた
あ 黒 黒
また黒
篭めよ螺旋
渦の端で沸いた蛆がピチピチと跳ねて呼吸をした
そりゃそうだ
ぶくぶくと湧き出た


其れがずっと
坪の底で這い蹲った守宮の干乾びた死体を口に含み笑う
今日も至極

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